VOL.27 Emeric Thibierge(エメリック・ティビエルジュ)

Emeric Thibierge(エメリック・ティビエルジュ)

ラグジュアリーペーパーデザイナー エメリック・ティビエルジュ氏にお話を伺いました。

ペーパーデザイナーになろうと思ったきっかけは?
25歳の時に、ペーパーデザイナーという新たな職業を生み出しました。テキスタイルやファッションに注がれていた想像力や情熱を紙づくりに注ぎたい、そんな想いからでした。1987年のことです。
当時、市場に出回っている紙の種類は限られていて、ファッションやテキスタイル業界に見られるような多様性も、華やかさもありませんでした。イヴ・サンローラン、バレンシアガ、クレージュといった偉大なデザイナーたちが生み出すような美しいドレープ、色彩、テクスチャー、仕上げ、パターン、輝き、透明感といった概念は、当時の製紙業界とは無縁のものだったのです。 そこで私は、紙を極限まで洗練させることに打ち込み、以来、数々の紙を生み出してきました。Canevas(カヌヴァ、Cromatico(クロマティコ)、Skin(スキン)、Evanescent(エヴァネッサン)、Jaipur( ジャイプール)、Dentelle(ドンテル)…これらの紙は優れたデザイナーたちの創造のキャンバスとして活用されるようになり、Thibierge Paris(ティビエルジュ パリ)は、「卓越した紙を生み出すペーパーデザイナー」との評価をいただけるようになりました。
Why did Emeric Thibierge become paper designer?
At 25, I invented a trade for myself: paper designer. A vocation that called me to approach papermaking with the creativity and passion usually reserved for fabrics and fashion. It was 1987.
The range of papers available far from equalled the magnificent collections of the great fabric and fashion designers, such as Yves Saint-Laurent, Balenciaga and Courréges. Their mastery of drape, colour, texture, finish, pattern, reflection and transparency were distant concepts to the papermaking industry. From that moment, I dedicated my work to perfecting paper. And so I created Cromatico, Evanescent or Dentelle... which owe their success to the extraordinary designers who, by allowing us to be the canvas for their creativity, helped to establish the reputation of Thibierge Paris as an outstanding creator of exquisite papers.
通常のノートとは違うこだわりは何でしょう?
ル カルネ ティビエルジュはリフィル式です。したがって、リフィルだけを購入していけばいいわけです。私が作ったライティングペーパーはリネンファイバー(亜麻の繊維)のみから成っています。亜麻の花はノルマンディーで毎年夏に収穫されていて、これはとても環境に優しく、丈夫で、素晴らしい繊維となります。万年筆でもインクの吸着が非常に優れていて世界でも他にはないものです。最近、36種の様々なインクでテストしましたが、ティビエルジュパリのライティングペーパーは世界で最も軽い紙ににも関わらず、ひとつとして裏抜けしませんでした。真のパラドックスです。
ル カルネ ティビエルジュはサスティナブルで持ち運び簡単、そしてネットワークで繋がる現代の流れに沿ったノートです。
What are the specificities of Le Carnet Thibierge compared to the other notebooks?
Le Carnet Thibierge is refillable. Thus, we only consume refills. The writing paper created exclusively contains linen fibres. The linen flower is harvested each summer in Normandy. It gives a wonderful fiber, resistant, and so respectful of the environment. This is simply unique in the world, as its ink holding, even of a fountain pen, is exceptional. We have recently tested 36 different inks. None of them went through the paper, while the Thibierge writing paper is the lightest in the world for writing. A real paradox. Le Carnet Thibierge is on the line with its era: sustainable, mobile and connected.
価格が高いのはなぜでしょう?
価格の話をする時、常に何かと比較されます。日本では、様々なノートが販売されていて、品質も良く、手頃な価格で提供されています。ル カルネ ティビエルジュは完全に違う領域に位置付けしています。 全ての大手ラグジュアリーブランドが販売するノートの品質や機能性を調査し、ステーショナリーラインの開発に取り組むある有名なフランスのラグジュアリーブランドについて言及すると、ル カルネ ティビエルジュが1番に選ばれていました。
これはル カルネの着想と製造に細心の注意を払って初めて得られるものです。ティビエルジュパリは紙の製造、印刷、製本、加工、ラッカー塗りなどフランス国内でそれぞれの分野において最高のメーカーである5つの別のアトリエと働いています。
Why is the notebook price high?
When we talk about price, it is always compared to a given reference. In Japan, there is a wide offer of notebooks, well made and offered at an affordable price. Le Carnet Thibierge is in completely different register.
I will mention a large French luxury brand that, working on the development of its stationery, had studied the qualities and features of the notebooks offered by all major luxury brands. Le Carnet Thibierge had come out in the first place!
This position can only be acquired through extreme care in the design and manufacture of le Carnet. Thibierge Paris works with 5 different workshops, each being the best manufacturer in its specialty in France: papermaking, printing, binding, converting, lacquering ...
Le Carnetによって実現する体験とは何でしょう?
ル カルネ ティビエルジュでは特別なライティング経験ができます。ペン先の紙の上での滑り方は忘れられない書き心地を提供します。ル カルネは180度フラットに開くという点で、マグネットバインディングシステムも書き心地の良さに関わっています。
しかし、これだけでは終わりません。コンパクトで持ち運びやすく軽いル カルネはジャケットのポケットや小さいハンドバッグの中にさっと入るため、ル カルネ ティビエルジュは完璧なモバイルアクセサリーです。最近、一人のお客様が彼の祖父は有名なレザーブランドのダイアリーを一度も手放したことはなかったが、レザーカバーの厚みは古臭いアクセサリーのようだと指摘しました。
ル カルネティビエルジュは心に残る感覚的な体験ももたらします。例えば、紙の音、メタリックな感じの、紙の品質の特徴。紙の滑らかさ、カバーのラッカーの滑らかさ。またリフィルをカバーに取り付ける際の「かちゃっ」という音。手帳カバーが閉じるときの「パチン」という音。
What experience le Carnet Thibierge brings us?
Le Carnet Thibierge brings an exceptional writing experience. The nib sliding over the paper offers an unforgettable writing comfort. The magnetic binding contributes to this comfort because le Carnet opens flat, 180 °.
However, the experience does not stop at this point. The compact, mobile and lightweight notebook slips easily into a jacket pocket or a small handbag, making le Carnet Thibierge a perfect mobile accessory. One of our clients recently pointed out that his grandfather had never left his diary made by a famous leatherworker, but the thickness given by the leather cover made it an accessory of another era.
Le Carnet Thibierge offers an unforgettable sensorial experience. Let's take an example, the sound of paper, metallic like, so characteristic of the quality of the paper. The softness of the paper, the softness of the lacquer of the cover. Or the "click" issued by the refill when it attaches to the cover. Or the "clack" of the notebook that closes.
日本のお客様の紙に対する意識と、その可能性はどこにあるのか。
あらゆる新しいメーカーのそれぞれの品質をいち早く理解し、多くのフランスのラグジュアリーブランドを確立したのは日本のお客様でした。
もし世界に紙の大国があるとしたら、それは日本です。紙は日本の文化に深く根付いています。紙は特別な意味があります。ここ日本では、西洋にはない深い敬意が紙に払われています。この知識や教養により、日本人は他の国の人には見えない細かい部分に気づき、それを認めることができるのでしょう。
なので、どの国よりも先にル カルネを日本のお客様に手にとってもらい、評価してもらうことが私にとって大事なことでした。
How do you perceive what the Japanese think about paper in general? Which opportunities in Japan? Why develop the brand Thibierge Paris in Japan?
Japanese have set most of the French luxury brands, understanding very early the intrinsic qualities of a new manufacturer or another.
If there is a paper empire in the world, it is Japan. Paper is deeply rooted in Japanese culture. It has a special place. Paper enjoys a deep respect here, which is not always the case in the West. This knowledge or education allows the Japanese to see and appreciate the specificities that others do not necessarily see.
It was very important for me to offer Japanese customers, before any other country, our Carnets, to be judged.
Emeric Thibierge(エメリック・ティビエルジュ)
Emeric Thibierge(エメリック・ティビエルジュ)
ラグジュアリーペーパーデザイナー

1987: エメリック・ティビエルジュはペーパーデザイナーという新たな職業を創り出す。
1987-現在: ヴァレンティノ、エルメス、DNKY、アルマーニ、カルティエ、シャネル、エスティローダー、ランコム、ケンゾー、ディオール、ラルフ・ローレンなどの数多くのラグジュアリーブランドが使用する包装紙などのペーパーの創作を行なっている。
2002: エルメスの社長であるジャン・ルイ デュマ氏がエメリックの技術を高く評価、同社のアドバイザーに抜擢。
2005: 高級紙のクリエーションで国際的に名高いグループのアーティスティック・ディレクターに抜擢される。
2010: 手帳の創作を開始。愛用者の中には前大統領夫人でモデルのカーラ・ブルーニ・サルコジも。
2011: ルイ・ヴィトン社がエメリックの技術とセンスを高く評価、ペーパーと手帳の創作を依頼。
2014: ペーパーアクセサリーでは初のラグジュアリーブランドとなる“ペーパーラブ パリ/ ティビエルジュ パリ”社を創設。
2016-2017: パリの高級デパートのル・ボン・マルシェや東京の伊勢丹新宿本店、ニューヨークのザ・ウエブスターなどで販売されている。


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