LEATHERレザー
カッシーナ・イクスシーの革製品へのこだわりは良質の素材と、丁寧で丹念な手仕事にあります。本革といっても多種多様にありますが、世界でも一握りといわれる上質な革をより厳しい判断で選別しており、その革を使用した家具は時代とともに魅力を増し、長きにわたり私達の生活を豊かにしてくれます。また、こだわりを持って加工された革について理解を深めることで、空間、生活、スタイルに合った革の選択ができ、より長くその魅力をお楽しみいただけることでしょう。
カッシーナ・イクスシーで
使われる革
「皮」は、鞣(なめ)し、染色、乾燥、蕊装などの数多くのエ担を経て、しなやかさ、保湿性、酎久住、肌触りのすべてにおいて優れた 「革」へと生まれ変わります。使い込むほど に風合いが増す特徴を備え、ソファやチェアなどのインテリアファニチャーに遠した翠材です。上質な革を使ったカッシーナ・イクスシーの家具は、使い込むに従い熟成されたワインのように深い味わいと心地よさをもたらします。
鞣(なめ)しについて
皮は柔軟性に富み非常に丈夫な素材ですが、そのまま使用すると腐食したり、乾燥による硬化で柔軟性がなくなります。そこで皮成分のコラーゲンを適度に残しつつ不要な脂質やタンパク質を取り除き、そこに溶液を染みこませることで、腐敗や硬化を防ぐ加工を施します。これを「鞣(なめ)し」といい鞣していない状態を『皮(HIDE)』、鞣したものを『革(LEATHER)』と呼び区別しています。
ナチュラルマークについて
牛皮には、生前についた「ナチュラルマーク」と呼ばれるキズやシワがあります。牛の所有者を示すための烙印、有刺鉄線や樹木でできたひっかき傷、それ以外にも虫さされ跡や牛同士の喧嘩の傷などです。
型押しや顔料の着色で傷を目立たなくすることもできますが、その代わりに革本来の柔らかな手触りや風合いは失われます。ナチュラルマークが見られるということはすなわち、人工皮革ではない本物の革、そして「銀面(毛穴を含む表面)」を残した上質な革である証であり、革の風合いを最大限に生かす高品質な革であるということです。
カバー製作時、裁断行程においてナチュラルマークの選別をしながら型入れを行っておりますが、必ずどこかに現れます。一頭一頭異なるナチュラルマークはそれぞれの個性です。そのナチュラルマークをもった牛は世界で一頭だけであり、作られるソファも一台だけ。めぐり合わせによる出会いに愛着を感じながら、ナチュラルマークを含めて経年の変化をお楽しみください。
選べる革のグレード
カッシーナ・イクスシーはお好みに合わせてお選びいただける8ランクの革のグレードをご用意しています。
カッシーナ製品に使用される輸入革はX、Y、Z、ZZの4ランク、カッシーナのライセンス製品およびイクスシー製品に使用される革は
FX、FY、FZ、FZZの4ランクに分類されています。
※革の画像をクリックすると拡大できます
納期について
国内在庫・製作品:2週間 〜 1.5カ月
受注輸入品(イタリア製作品):6 〜 8カ月
※詳しくはお問い合わせください
各革の特徴
カッシーナ・イクスシーでは堅牢性、発色、肌触りなど、さまざまな特徴を持った革をご用意しています。
お客様の使用環境、生活スタイル、お好みによりお選びいただけます。
※横スクロールでご覧ください。
実用性 | 高級感 | ||||||
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FX | X | FY | Y | FZ | FZZ | Z | ZZ |
ピグメント仕上げ | セミアニリン仕上げ | マイクロピグメント仕上げ | アニリン仕上げ | ||||
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・手軽に革を楽しめる ・耐久性に優れ、お手入れが簡単 ・公共性の高いところにオススメ |
・耐久性と風合いを兼ね備える ・程よいボリューム感がある ・色褪せに強い |
・染料のような透明感がある ・顔料のような耐久性をもつ ・発色がよい |
・経年の変化を楽しめる ・しっとりと吸い付く肌触り ・ナチュラルマークが革の価値を示す |
仕上げについて
ピグメント仕上=顔料と合成樹脂を使用し、バインダーを含む塗料で革を仕上げる方法
セミアニリン仕上=染料と顔料を併用し仕上げる方法。アニリン、ピグメント両方の特徴を併せ持ち革らしい表情を残しつつも実用的
マイクロピグメント仕上=“染料に近い発色“と”顔料に近い堅牢度“をもつ超微細顔料を使用した仕上
アニリン仕上=染色した革に、顔料を含まず、合成染料とタンパク系のバインダーを用いて仕上げる方法
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