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hotel azabu ten (ホテル アザブ テン)

 

hotel azabu ten

物件概要 
所在地:港区東麻布
インテリアデザイン:Cassina ixc.
建築設計:A&T associates
開業:2019年5月
HP:https://www.hotel-a10.com/
 
 
 
01
麻布十番の住宅街にひっそり佇むコンパクト・ラグジュアリーホテル、hotel azabu ten。“ten” には、麻布“十” 番、客室“10” 室、東京タワーを間近に臨める“天” 空のテラス、と複数の意味が込められています。(注:客室は現在9 室。1 室はレストランの個室に。)当社では、内装デザインとFFE を担当しました。長いアプローチを抜けた奥に設けたレセプションは、白とゴールドの空間。真鍮を網代に組んだドア、ストロー素材の壁、金箔と漆のカウンター、ラメ入りの塗装など、珍しいマテリアルを多数使用しました。非常に小さな空間なので、ミラーでゴールドの壁を延長させたり、床を映してカウンターを浮かせたり、広く見せる工夫をしています。そこから繋がるレストランもゴールドベース。壁のサテン生地や錫箔をベースに、ホテルオーナーが買い付けてきたオレンジオニキスのカウンターが浮かび上がります。ここでは天井にブラックミラーを貼り、昼間は窓の光を、夜はゴールドの壁を天井に映し込むことで、縦方向に広がりが感じられるようにしています。
 
 
 
02
このホテルの特徴のひとつとなっている 窓側に配置された明るいバスルームは、バスタブ、洗面ボウル、水栓など部屋ごとに異なるデザインのものを採用しています。毎回違う部屋に泊まることで、新鮮な印象を受けることができます。

03
お部屋の内装は、二十四節季の中から「穀雨」「白露」「霜降」など美しい名前のものを10個選んでテーマとし、それぞれのイメージに合わせてカラースキームを組み立てていきました。 淡いピンクがテーマカラーというお部屋もありますが、差し色としてピンクを加えるのではなく、彩度を落とし大きな面積でベースカラーとして使うことで、温かく落ち着いた空間になりました。淡いピンクやヘーゼルナッツ(暖色系の肌色ベージュ)のお部屋は、ジェンダー問わず人気だそうです。
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