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2016.07.29HOUSE VISION 2016 TOKYO EXHIBITIONに協賛

HOUSE VISION 2016 TOKYO EXHIBITION

HOUSE VISION 2016 TOKYO EXHIBITIONに協賛

「HOUSE VISION 2016 TOKYO EXHIBITION」のテーマは、「CO-DIVIDUAL 分かれてつながる/離れてあつまる」。
個に分断された人々、都市と地域、あるいはテクノロジーの断片を、どのように再集合させるか。
その具体案を「家」をめぐるアイデアとしてさまざまな企業とデザイナーや建築家などが建物や空間を提案しています。
カッシーナ・イクスシーは、メインテント内に「建築家が考える家具」をテーマとした展示を行っているほか、
一部のエキシビジョンハウスに家具を提供しています。

家と家具〜建築家とつくる家具

1940年代後半、Cassinaは建築家達とのコラボレーションをスタートさせます。
建築家のアイディアを「家具」として商品化させるためには高度な技術を必要としてきましたが、
その積み重ねが、今日のCassinaの技術や品質の確保へとつながってもいます。

そして家具を家具だけの提案とするのでなく、建築空間の中に存在するものとして、家と家具の関係をいつも提案してきました。
家は家具があることによって、落ち着き、またつどいやすく、会話もはずむものです。
家と家具との関係性を問い続けること。Cassinaはいまもなお、この精神を引き継ぎ、家のための家具を考え続けています。

FURNITURE by ARCHITECTS text : Takahiro Tsuchida

LC2 MAISON LA ROCHE
ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアン(1928)

一連の建物が世界文化遺産に登録され、あらためて注目を集めるフランスの建築家、ル・コルビュジエ。自身の建築事務所の所員とともに完成させたソファ「LC2」は、スチールパイプのフレームに厚いクッションを詰めた独特の構造で、彼の建築と共通する革新性と快適さをそなえている。ル・コルビュジエによる住宅の傑作、ラ・ロッシュ邸に設えたモデルを復刻した特別な「LC2」は、オリジナルを踏襲したカラーリングが特徴で、クッション材やレザーも特別なものを用いている。
LC2 MAISON LA ROCHE

RED AND BLUE
ヘーリット・トーマス・リートフェルト(1917)

1920年代をピークに、建築、デザイン、美術などの領域を超えたムーブメントとしてオランダを席巻したデ・ステイル。その代表的な存在であるヘーリット・トーマス・リートフェルトは、あらゆる要素を幾何学的に構成した家具や建物をいくつも手がけた。「RED AND BLUE」はデ・ステイルを象徴する一脚であり、ラウンジチェアの形態を抽象化して新しいデザインのあり方を示した、一種のステートメントだった。リートフェルト建築の代表作「シュレーダー邸」にこの椅子が置かれた様子もよく知られている。
RED AND BLUE

LC14
ル・コルビュジエ(1952)

1952年、建築家のル・コルビュジエは、地中海に面するフランス南西部のカップ・マルタンに、カバノン(休暇小屋)と呼ばれる小さな家を建てた。この家のためにデザインされたのがスツール「LC14」で、6面の中央にそれぞれ取手があり、狭い空間の中で多様な使い方ができるように考えられている。全体の大きさは、ル・コルビュジエの建築の根幹にあるモデュロールという寸法のルールに従ったもの。シンプルな木箱でありながら、モダニズムの発想から生まれた記念碑的な家具である。
LC14

BARREL
フランク・ロイド・ライト(1904)

近代建築の三大巨匠のひとりで、日本でも知名度の高いアメリカ人建築家のフランク・ロイド・ライト。「BARREL」という椅子は、彼の設計により1904年に完成したマーチン邸のために最初にデザインされ、後にライト自邸のリビングルームでも愛用された。整然としつつも有機的な力強さがあふれる存在感に、天才建築家の本領が発揮されている。名前の通りバレル(樽)に似た安定感のある円筒形のシルエットも特徴。背のスリットはじめ、すみずみに上質のクラフツマンシップが生かされている。
BARREL

HILL HOUSE,1
チャールズ・レニー・マッキントッシュ(1904)

グラスゴーやロンドンで活動したチャールズ・レニー・マッキントッシュは、建築、インテリア、日用品などを一連のものと捉えてトータルに手がけた建築家。「HILL HOUSE,1」は、1904年完成の住宅ヒルハウスのベッドルームのためにデザインされた。その白を基調とする空間で、高さ140cmのアイコニックな背もたれをもつこの椅子は構成要素として欠かせないものだった。アール・ヌーヴォーの流れを汲み、日本の工芸品からの影響も指摘される隙のない造形に、超然とした美しさがある。
HILL HOUSE,1

HOUSE VISION 2016 TOKYO EXHIBITION

会期
2016年7月30日|土|─8月28日|日| 11:00─20:00 (最終入場受付 19:30)
会場
臨海副都心J地区 〒135-0064 東京都江東区青海2丁目1
入場料
前売りチケット|一般 ¥1,500/学生 ¥1,300/一般3回券 ¥4,000/学生3回券 ¥3,000
入場チケット|一般 ¥1,800/学生 ¥1,500/一般3回券 ¥4,500/学生3回券 ¥3,500
未就学児・幼児・乳児は無料 身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保険福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名)までは無料。
※学生の方は、受付時に学生証のご提示が必要となります。必ずご持参ください。
※天変地異によるイベント中止以外のチケット払戻しは行いません。
URL
http://house-vision.jp/exhibition/