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CAB


CABは、人間の体の延長としてデザインされました。メタルのフレームにまるで手袋のようにフィットするサドルレザーは、紛れもなくカッシーナ社の卓越したクラフツマンシップによるものです。その構造的で有機的なデザインは長年にわたって賞賛されています。

CAB StoryCAB Story
1977年にマリオ・ベリーニによってデザインされたチェア。「家具の中でも最も複雑な構造、かつ古い歴史を持つアイテムが〈椅子〉なのかもしれない。それゆえに〈4本脚、座、背〉という極めてベーシックなイメージが広く人々の遺伝子の中に刻み込まれている。私は皆がごくシンプルにイメージする「椅子」を、ヒトの身体の延長線上にあるものとしてデザインすることを試みた。結果、骨格とも言えるスケルトンに厚革を伸ばして張り、人間の身体を柔軟に受け止める椅子が出来上がったのである」。キャブの誕生について、ベリーニは「自分のスタジオでデザインしたというわけではなく、カッシーナの開発部門に鉛筆1本持って行って創ったもの。カッシーナの2人のスタッフと切ったり貼ったりしてできあがった。」と語っています。
QualityQuality
カッシーナの高品質なレザーはミネラルを含んだ土壌に生えるヨーロッパの肥沃な牧草を食み、ストレスの低い放牧された牛の革を使用しています。植物性のタンニン剤を用いてなめした革の製造過程には多くの時間が費やされ、その工程を経た家具用のレザーは通常のものよりも厚く堅牢でありながら、最終的には極めて手触りの良い柔らかさを帯びます。皮革を供給するなめし革工場は、最上級のレザーを生産しているにもかかわらず、自分達の製品のうち40%しかカッシーナの高い品質基準をパスすることができないと語っています。

LeatherLeather
マリオ・ベリーニのCABチェアは今日までに50万脚以上、年間何千脚ものペースで生産されていますが、16のレザーパーツが各々14の手作業による工程を経て縫い合わされ、椅子のスケルトンに張られていきます。それはさしずめテーラーメードのスーツを縫い上げるかのような見事な職人技と呼ぶにふさわしいものであります。CABはシンプルでありながら、幾多の複雑な工程がその裏に隠された、美的にも技術的にも完 成度の高いカッシーナならではのアイテムとなっています。
マリオ・ベリーニDesigner
Mario Bellini マリオ・ベリーニ
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