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AIR FRAME エアフレーム


イギリスの建築家建築家のデヴィッド・チッパーフィールドのデザインによる「AIR FRAME」シリーズをご紹介いたします。
エアーフレームシリーズは1992年の発表以来、空間を選ばない普遍的なデザインが評価され、オフィスのホワイエなどパブリックスペース用としてベンチやソファ、また役員エリアのデスクや会議テーブルなどもご好評いただいております。 ソファ、テーブル、デスク、シアタボードなどバリエーション豊かなシリーズ展開で、様々なニーズにお応えしています。

DESIGN

建築家のデヴィッド・チッパーフィールドのデザインによるエアフレーム。
強度と軽さを兼ね備えたアルミハニカムパネルを採用し、エッジの効いたシャープでモダンなフォルムなど、徹底的に無駄を排したミニマルなデザインが最大の魅力です。

【DEVID CHIPPERFIELD(デヴィッド・チッパーフィールド)】

1953年ロンドンに生まれ、1972〜1974年、キングストン工科大学、1974〜1977年AA(Architectural Association)スクールにて建築を学び、 その後ダグラス・ステファンス・アンド・パートナーズ、RCA(王立芸術学校)プロジェクト事務所、フォスター・アソシエイツを経て、1984年デヴィッド・チッパーフィールド・アキテクツを設立しました。
ロイズ本社(リチャード・ロジャースと協働)、香港上海銀行(フォスター・アソシエイツと協働)の設計にも参加しており、いわゆるロンドンのスーパーストラクチャー建築の系譜に組み込まれています。
2004年に建築への勲功として大英帝国勲章(三等勲士)、2008年には王立芸術院会員に任命され、2013年高松宮殿下記念世界文化賞を受賞しています。

MAKING STORY

チッパーフィールドがixc.のためにデザインしたエアーフレームは、アルミハニカムパネルを採用したシリーズです。
アルミハニカムは理想的な力学構造の一つで、量産性、強度、剛性に優れていることから、航空機の床、鉄道車両、バス、建材などに使用されており、その強度は25mm厚の合板と同等レベルです。 ハニカムとはその名前の通り蜂の巣状に六角柱が集積されたものですが、円や五角形の場合は同じ形を並べてしまうと互いの間に隙間が生じてしまうのに対し、六角形は無駄な隙間が無く大きさや方向を均一にすることが容易。 また、四角形の場合、隙間はできないものの斜めからの力に弱いという欠点がありますが、六角形は強度の面でも相当な力を確保することができ、伸縮やねじれにも強い構造です。
エアーフレームに使用されているパネルは、蜂の巣状のアルミハニカムコアを2枚のアルミニウム板で挟み、四方小口にはディティールとしてデザインされたアルミ型材が配置され、 アルミニウムらしいシャープな意匠と軽量で頑丈な構造体を形成しています。家具としての機能を十分に満たしながら空間に突出しない家具を目指した、チッパーフィールドのデザインコンセプトに最適な素材だったと言えます。
アルミニウムは融点が低いため、溶解して簡単にリサイクルすることができます。 また、リサイクルに必要なエネルギーは、新たなアルミニウム地金を製造する場合に比べてわずか3%となり、省エネルギーに大きく貢献できます。

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