LCシリーズ

Standard objects respond to standard needs.美しさは装飾ではなく自然の秩序にこそ宿る。

designer

The house is a machine for living.
住宅は住むための機械である。

1922年にル・コルビュジエはプロジェクトのリサーチやデザインの分野で極めて専門的かつ深い信頼関係を結んでいた従兄弟のピエール・ジャンヌレと共にセーヴル通りに新たなアトリエを構えます。そして1927年10月、二人のもとを訪ねて来た、当時建築界において名を馳せつつあった若手のシャルロット・ペリアンと手を結びます。3人は1937年までの10年間に渡り協働しますが、その功績は特に家具デザインの分野において語り継がれ、相互のプロフェッショナルとしての成功のみならず文化的に極めて重要な意味を持つこととなります。ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレがシャルロット・ペリアンと共に最初に手がけた革新的なプロジェクトが「住宅のインテリア設備」でした。このプロジェクトは高い知的価値と質を極めると共に商業的な成功の双方を収めることとなります。カッシーナ社が彼らの作品を緻密な技術と高いクオリティーを以って製作し刷新し続けているがゆえに、当時のプロジェクトの内容の深さやコンセプチュアルな重みが現在も認知され、研究の対象となり続けているのです。
Le Corbusier
designer
Le Corbusier
(1887〜1965)
ル・コルビュジエ
フランスの建築家、デザイナー
Pierre Jeanneret
designer
Pierre Jeanneret
(1886〜1967)
ピエール・ジャンヌレ フランスの建築家、デザイナー
Charlotte Perriand
designer
Charlotte Perriand
(1903〜1999)
シャルロット・ペリアン
フランスの建築家、デザイナー

making story

The home should be the treasure chest of living.
家は生活の宝石箱でなくてはならない。

LC
「ル・コルビュジエ」コレクション。1970年代からそう呼ばれるようになったのだが、1927年4月ル・コルビュジエによって考え出された筋書きがなければ、今日陽の目を見ることはなかったであろう。彼はスケッチを用い人間の体勢はシートデザインに反映されるべきだという考えを打ち立てたのだ。もちろん、ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンの3名の協働がなければ、このコレクションは存在しえなかった。シャルロット・ペリアンは家具デザイナーであり、ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレのパートナーであった。彼女はプロジェクトを引き継ぎ、1928年に現在のLC1、LC2、LC3、LC4、LC7、LC9のオリジナルとなるプロダクトを生み出した。

これら一連の家具は、1930年より「ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアン」の名のもと、トーネット社により製作された。その中には1925年にル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレがコンセプトを考えた、収納(コンテナ式固定家具)、チェア、テーブルも含んでいた。その後、スイスのギャラリーオーナーであったハイディ・ウェーバーが、1959年にスイスでLC1、LC2、LC3、LC4を発表した。これらはスイスの地元職人の手によって作られ、「le corbusier sitzmöbel/ sièges/chairs」と名付けられた。商品の流通はごくわずかで、このときはじめて「LC」をいうイニシャルがモデルに刻まれたのだった。
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ハイディ・ウェーバーは1964年、チューリッヒに建設中であった自身の自宅兼ミュージアム「Maison de l’homme」(現:ル・コルビュジエセンター)にLCコレクションの4モデルを置く為、これらを生産してくれるところを探していた。simonコレクションの創始者でありマルセル・ブロイヤーの家具を復刻したディノ・ガヴィーナにこの話を持ちかけた際、工業的に大量生産することに重きを置いていたガヴィーナは、フレームの溶接などあまりにも手工業的要素が多く手間がかかってしまうという理由からこれを断ってしまった。しかしそこでガヴィーナがチェーザレ・カッシーナを紹介したことにより、Cassina S.p.A.と製造・販売に関する契約を交わすこととなったのだった。

1964年10月23日、ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンによって1928年にデザインされたこれらのモデルの製造・販売権をCassinaが正式に獲得したのである。1965年、CassinaのLCコレクションの正式な展示発表を9月末に控えていたが、約1か月前の8月27日、ル・コルビュジエはその発表を見ることなく、カップ・マルタンでの海水浴中に亡くなってしまった。

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当初市場の反応はあまり良くなかったが、イタリアでは60年代にようやくモダニティを受け入れ始めたところで、人気が出始めたのは70年代半ば以降だった。チェーザレは、人々がホームファニシングに対する伝統的な考え方を捨てよりモダンなコンセプトを採用し始めるにつれ、モダンファニチャーの市場はイタリアで爆発的に増加する予測していた。モダンファニチャーを購入することは、より新しいライフスタイルを採用しているということを象徴し、こういったスタイルは文化的な人々や高い野心をもった人々に好まれていた。LCコレクションの成功は、カッシーナが世界的に名を馳せていったことと密接な関係があり、急速な成長をみせた一方で、それはイミテーションの増加を招くことにもつながった。

ル・コルビュジエ財団は、ル・コルビュジエと彼の共作者の作品を保護・促進するために設立された。1970年代には、ル・コルビュジエ財団、シャルロット・ペリアン本人、フィリッポ・アリソン教授、Cassinaの協力のもと、3名がデザインしたほとんどのモデルの製造を行うようになり、2010年には、ル・コルビュジエが自身でデザインした木製家具のシリーズ(LC14、LC15、LC16、LC17)もコレクションに追加された。

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1. 最初のLCコレクション製作風景-1965年 2. イタリアの新聞“Corriere della Sera” 1965年9月30日の広告 3. ミラノ・カッシーナ ショールームのエントランス-1968年 4. LC4に横たわるシャルロット・ペリアン 5. サロン・ドートンヌ-1929年 6. ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸-1928年 7. シャルロット・ペリアン、ダイニングルームならびにガラス壁-1928年装飾美術家展出品 8. カップ・マルタンの休暇小屋-1950年

product information

LC 商品リスト

Designed byLe Corbusier, Pierre Jeanneret,
Charlotte Perriand

Designed byLe Corbusier, Pierre Jeanneret

Designed byLe Corbusier

Identifying Marks

オーセンティックな「ル・コルビュジエ/ピエール・ジャンヌレ/シャルロット・ペリアン」
コレクションのファニチャーを製造しているのはカッシーナだけです。
カッシーナのみが、実際に全世界で製造権を保証する独占的ライセンス契約を取得しているのです。
このライセンス契約は、1964年に共同作者とル・コルビュジエ財団が署名したものです。

dentifying Marks コレクションのすべてのアイテムには、抹消できないような形で下記の情報が刻印されています。
「カッシーナ・イ・マエストリ」のロゴ。
原作者のサイン。すべての製品が
1点ものであることを示す識別番号。
これらのデータは添付される証明書にも
記載されます。

Le Corbusier, Jeanneret, Perriand
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