Recommended Sofaのコーディネート
Photo : Keisuke Ono
Text : Noriko Kanzaki

Recommended Sofaのコーディネート

今回のWelcome Homeでは、コーディネート例をご紹介いたします。テーマは、「ひとりの時間を楽しむくつろぎの空間」、そして「家族や友人が集まるにぎやかな空間」。全体の雰囲気、レイアウト、小物使い、色使いなど、コーディネートのヒントやアイデアをキャッチして、ご自身の空間作りのイメージを広げてみてください。

MARALUNGAコーディネート

「ひとりの時間を楽しむくつろぎの空間」には、MARALUNGAのソファとオットマンに、イタリアのマストロット社のアトランティックレザー(ATLANTIC #519)を張地として選びました。

エンボス・ピグメント仕上げの上質なレザーの質感と、色落ちさせたラグLUOGHIのヴィンテージ・デニムのようなカジュアル感のコントラストがオフタイムの安らぎを演出。
基調となる落ち着いた色彩にヴィヴィッドなカラーを差し込むことで、都会的な印象にまとまります。高級感があり落ち着いた濃いグレーに対するアクセントカラーは赤。アクセントカラーを一色に抑えることで、シャープさの中にやさしさを感じさせる男性的な空間をしつらえます。サイドテーブルDJUNA、フロアランプAJ、ヴァレリオ・アダミのアートをスタイリングしました。

カッシーナのベストセラーであるMARALUNGAは、シチュエーションに応じて、背もたれの高さを2通りに調整することが可能です。浅く腰掛けたいときにはローバックに、ゆったりと身体を預けたいときにはハイバックに。ベストセラーである所以は、その極上の座り心地が身体に教えてくれることでしょう。

MEX CUBEコーディネート

MEX CUBEの魅力はなんといっても、自由自在な組み合わせができること。スペースや用途に合わせて、エンド/コーナーユニット、センターユニット、ワイド片アーム、オットマンをフレキシブルにコーディネートすることができます。
たとえば、家族や友人が大勢集まるリビングなら、所々にオットマンをレイアウトすれば、座る向きが自由になり一気に空間が広がっていきます。また、オットマンをセンターで組み合わせたなら、トレイを乗せてテーブル兼ソファとしても活用いただけます。

みんながワイワイと賑やかに集える空間の主役は「人」。それぞれの人が華やかに輝くよう、インテリアの色合いは柔らかいトーンで抑えます。微細なグラデーションの中にオレンジや黄色のアクセントカラーを少しだけ取り入れるのが、場の元気をアップさせるポイント。大理石をあしらったサイドテーブルNOVEや帽子をモチーフにしたテーブルランプCHAPOなどエッジの効いた小物を取り入れ、空間に「自分らしさ」を表現することもお忘れなく。

ATLANTIC

【ATLANTIC】
(ライトグレー #531 / アントラサイト#519)

イタリア産の輸入革。 ライトバフ*1のピグメント仕上*2で、型押し*3が施されています。

※1 ライトバフ=毛穴(銀面)を薄く削った仕上 ※2 ピグメント仕上=顔料と合成樹脂を使用し、バインダーを含む塗料溶液で革を仕上げる方法。 ※3 型押し=鞣し革の銀面または塗装仕上げ面を、熱と圧力により革に型付する作業のこと。

ARBUS

【ARBUS】
(全5色)

イタリアのテキスタイル・エディターDEDAR(デダール)のコレクション。無地のベーシックカラー5色ですが、綾織りの斜めのラインが美しいファブリックです。

GUBBIO

【GUBBIO】
(全4色)

イタリア産のファブリック。
色の混ざりが豊かな表情を生み出し、優しい印象を与えます。