真夏のおもてなし

白でつくるウェルカミングなリビング

夏ならではのおもてなしを演出するために、白をメインカラーにナチュラルで涼しげな空間をしつらえました。
ゲストと語り合うリビングの中心には、“ 集い” をテーマにマジストレッティがデザインした「ヴェランダ3」を配置。場所やくつろぎのシーン に応じて自由に角度を変えることができる活躍度の高いソファです。右サイドには、快適な座り心地を堪能できるカッシーナの定番「マラルンガ」、左サイドにはコンパクトで優しいフォルムのパーソナルチェア「カンタ」「アキ」を組み合わせ、程良い距離感でリラックスできるリビングをつくりました。
フォルムの異なるそれぞれのソファをつなげるのは、グラデーションが美しい「キーモ」のラグです。さらに中央には、「ジェリー」のホワイトマーブルのローテーブルをコーディネート。ラグジュアリーでありながら軽やかなデザインが、空間を引き締めます。

夏の心と身体を癒すオーガニック

太陽がじりじりと照りつける夏、「オーガニック」をテーマに、心と身体をリフレッシュするティーパーティーを開いてみませんか。用意するのは、有機栽培で育てられた旬の果物を贅沢に使った彩りの美しい2 種類のかき氷。赤ワインをベースに、みずみずしい葡萄とラズベリーソースをかけた「ルージュグラッセ」は、スパイスがピリッと効いた大人のフレーバー。氷が溶けてきたら、シードルを注げばドリンクとしても楽しめます。もう一皿は、自家製練乳のまろやかな甘さと杏のなめらかな食感に、ミントがアクセントを添える「ソレイユグラッセ」。身体へのやさしさを考えて、素材の持つ自然の甘みを引き立ててくれるミネラル豊富な砂糖や食材にこだわりました。
ゲストをもてなす空間には、オーガニックライフスタイルブランド「バンフォード」のキャンドルと観葉植物「ボトル バイ ボタニスト」をディスプレイ。キャンドルから香り立つフレッシュな精油のアロマと植物の愛らしい姿は、ゲストの心も癒してくれるはずです。

Herb Tea
Herb Tea
ハーブと紅茶のブレンドティーは、熱すぎない口当たりの良い温度で、かき氷で冷えた身体を優しく温めてくれます。ハーブは、原産地インドでは万能薬として用いられているトゥルーシーを使用。トゥルーシーの清涼感あふれる爽やかな香りは、心もリフレッシュしてくれます。
<レシピ>
フレッシュなトゥルーシーの葉と紅茶を混ぜ合わせ、熱湯を注ぐ。3 ~4分蒸した後、カップにやや少なめに注ぎ、ミネラルウォーターを少々足す。お好みでハーブを添えて完成。
Bamford
Bamford
部屋に入った瞬間、ふわりと漂うさり気ないアロマ。ゲストを迎える香りは、おもてなしに欠かせない要素です。「スカイキャンドルコレクション」と名付けられた「バンフォード」のキャンドルは、イギリスの田園地帯コッツウォルズの美しい空を表現したアロマが特徴。100%天然のワックスなので、部屋の空気を汚すことなく、精油のブレンドによる奥行きのある香りが広がります。好みのキャンドルを組み合わせると、さらに表情豊かな香りに。たとえば、オレンジ× モスはシックでありながら気分を高め、ローズマリー× フィグは甘くスパイシーなアロマが楽しめます。
Botanist
Botanist
「これは何?」ゲストの好奇心をくすぐるインテリアは、パーティーを盛り上げるカンバセーションピースになります。試験瓶に入れた観用植物「ボトルバイボタニスト」も、そんなアイテムのひとつ。ボトルに閉じ込めた水の循環と光合成によって、お手入れはほぼ不要で栽培できる水草です。ボトルに入っているので衛生的で、ゲストを招く食卓にも安心して飾ることができます。
カッシーナ・イクスシー大阪店リニューアル記念の限定オリジナル品として、8月29日より大阪店でのみ販売いたします。

Ice shavings Recipe

Rouge glace ルージュグラッセ
Rouge glace ルージュグラッセ
材料
❶赤ワインソース(仕上がり250cc)
 赤ワイン…500cc
 ビートグラニュー糖…150g
(A)
生姜スライス…25g
クローブ…15 粒
ブラックペッパー…10 粒
スターアニス…2 粒
(A) のスパイスは1つにまとめて
ネットに入れておく事をおすすめします。
*フレッシュローズマリー…1枝
*葡萄…1パック
*ドライローズ…少々
❷ラズベリーソース(完成230g)
 ラズベリー…400g
 檸檬汁…大さじ1と2分の1
 白ワイン…100cc
 ビートグラニュー糖…50g

*砂糖の種類はご自身の体調に合わせて
 お好みのものをご使用ください。

❶赤ワインソースの作り方
(1)赤ワイン、ビートグラニュー糖を鍋に入れ一度沸騰させる。
  アルコールを飛ばしたら、(A) を入れて弱火にする。
  焦げないように絶えずかき混ぜ、
  水分が半分程度になるまでゆっくりと煮詰めたら火からおろす。
  (*煮詰めれば煮詰めるほどとろみが出て味に深みが増します。
   とろみの加減はお好みで。)

(2) (A) を取り出し、 火を止めたらローズマリーを添える。
(3)氷水を張ったボールにソースの鍋を入れしっかりと冷やす。
(4)(3)を保存容器に移したら、葡萄の皮をむいてソースに漬け込む。
冷蔵庫で2~3時間冷やして出来上がり。
(1日経つと更に美味しく仕上がります。)
❷ラズベリーソースの作り方
(1) ラズベリー、白ワイン、檸檬を
 フードプロセッサーに入れてピューレ状にする。
(2) 鍋に移して砂糖と一緒に火にかける。
 一度沸騰させてアルコールを飛ばしたら弱火にし,
 とろみがでるまで煮詰めて完成。
(3) 氷水を張ったボールにソースの鍋を入れてしっかりと冷やす。
 冷蔵庫で2~3 時間冷やして出来上がり。
盛りつけ
①グラスの底に、赤ワインソースに漬け込んでおいた葡萄を
 たっぷり敷いて、その上にラズベリーソースをかける。
②氷を注いで山盛りになったら赤ワインソースをかける。
③葡萄とローズマリー, ドライローズを飾って完成。
Soleil glace ソレイユグラッセ
Soleil glace ソレイユグラッセ
材料
❶練乳
牛乳…600cc
きび砂糖…80g
❷杏ソース
①杏…15~16個
 洗双糖…120g
②白ワイン…350cc
 ビートグラニュー糖…120g
 カルダモン…6~7 粒
 ドライラベンダー…大さじ3
 フレッシュミント60g(枝付き)
ドライラベンダーとフレッシュミントは
ひとまとめにしてネットに
入れておくことをおすすめします。

*砂糖の種類はご自身の体調に合わせて
 お好みのものをご使用ください。

❶練乳の作り方
①牛乳ときび砂糖を鍋に入れて火にかける。
 中火で温め牛乳が泡立ち始めたらすぐに弱火。焦げないように混ぜ続ける。
②鍋底に線がかけるくらいになったら火からおろす。
③熱いうちに裏ごしして冷ます。
*とても根気のいる作業ですが自家製の練乳は特別に美味。是非お試しを。
❷杏ソースの作り方
①杏をきれいに洗い、ふきんで水気をとる。
②中の種を取り除き、半分の実を3等分に全てカットしたら、
 鍋に洗双糖とカットした杏の半分の量を入れて中火にかける。
 泡立ち始めたら弱火にして煮詰めていく。
 杏の水分がたっぷりでてきて実が崩れてきたら火からおろし、
 ミキサーにかけピューレ状にし、鍋に戻す。
③別鍋に白ワイン、ビートグラニュー糖、カルダモンを入れて火にかける。
 沸騰してアルコールを飛ばしたら火を止める。
 (アルコールはしっかり飛ばしてあげること)
⑤②の鍋を中火にかける。泡立ち始めたら弱火にし、③のソースを
 2~3回に分けてゆっくりと混ぜ合わせていく。
 焦げないように絶えずかき混ぜ、水分が半分程度になるまで
 ゆっくりと煮詰めたら火からおろす。
 (*煮詰めれば煮詰めるほどとろみが出て味に深みが増します。
   とろみの加減はお好みで。)

⑥フレッシュミントとラベンダーを鍋に入れて蓋をして蒸す。(4~5分)
⑦ミントとラベンダーを取り出したら、
 氷水の張ったボールに鍋を入れてしっかり冷やす。
⑧容器に移して残り半分の杏を漬け込む。
 冷蔵庫で2~3時間冷やして完成。
*一日おくと更に美味しく仕上がります。
飾り付け
杏のソースをかけて、練乳を添える。
ラベンダーとミントを飾って完成。
recipe
愛甲真希(Maki Aikou) / フードディレクター
Profile
2007 年より、趣味の料理や日々の出来事を綴ったブログを開催。
このブログが好評となり、これをきっかけに食を通して幅広い活動を開始する。
2008 年、食を通して繋がった仲間と共に、旬の素材を活かした料理を提案する「美野里」を結成、
四季折々の旬の野菜を使った料理教室やワークショップを定期的に開催する。
2011 年、マクロビオティックメディカルシェフライセンス取得。
2012 年、環境に配慮されたエクセルギーハウスのカフェにてオープンスタッフとして就任。
複数のコンポスト実験、ゴミを出さないだめの調理法、
排水を汚さないための考案など新しい食のあり方を提案してきた。
「素材を生かす」をテーマに、今までにない食と空間、
目でも楽しめるような色使い、舌から心に響くような創作料理を提案。
愛甲真希(Maki Aikou) / フードディレクター
Profile