心が求めた家具とともに
暮らすことの意味
〈ピッコラ〉と重ねる、人生の時間
パリジェンヌ ビューティーグループ代表
清水小夜香さん
─「もう、理由なんて何もいらない」
6年前、カッシーナ・イクスシー青山本店でPICCOLA TENTAZIONE〈ピッコラ テンタツィオーネ(以下ピッコラ)〉チェアを目にした瞬間、清水さんの頭に浮かんだ言葉です。CAVALLETTO〈カヴァレット〉デスクとピッコラの組み合わせに心を惹かれ、その場で購入を決めました。それから6年。結婚、出産、子育てを経験し、事業も次のフェーズへ。東京とハワイを行き来し、仕事ではパリにも拠点を構えるなど、環境は大きく変化しました。そんな6年をともにしたピッコラを、今回張り替えることに。
思い出を残しながら、今の自分に合わせて整え、使い続けていく。ピッコラと過ごした6年間を通して、「好きな家具と長く付き合うこと」の豊かさについて伺いました。
心が動いた、ピッコラとの出会い
─「見た瞬間に、『もう理由なんて何もいらない!』という言葉が頭の中に湧いてくるくらい、パッと胸に何か響いてくるのを感じたのが出会いでした。もちろん、その場で購入を即決しました」
カッシーナのプロダクトを実際に見て、触れたときの印象を、清水さんは「まるで女優さんのよう」と表現します。
理屈ではなく、見た瞬間に心が動いたピッコラとの出会い。それは、清水さん自身が大切にしている「ときめき」という感覚にもつながっています。
─「私は人生も仕事も、全部に『ときめき』を求めて生きている気がしていて、そこには素直に従いたいと思っています。本当に気に入ったものに対しては、見るだけでも、座るだけでも、自然と笑みがこぼれてしまいますよね」
一日の多くの時間を過ごす自宅やオフィスだからこそ、本当に気に入った家具やインテリアに囲まれていたい。 清水さんにとって、自分の心が求めるものを選ぶことは、日々を心地よく過ごすことにもつながっています。
ライフステージと家具の関係
憧れが、安心に変わるまで
ピッコラを購入した6年前。当時はまだ娘さんも生まれておらず、事業が大きく伸びていくタイミングで、清水さん自身も「勢い」のあるフェーズにいたと言います。そこから結婚、出産、子育てを経験し、事業も次のフェーズへ。この6年間で、清水さんのライフステージは大きく変化しました。
─「以前はカッシーナで家具を揃えること自体に憧れもありましたし、どこか自分にはまだ早いような気がして、少し背伸びをしているような感覚がありました」
高級時計やバッグを持つときや、新しい場所へ引っ越すときのような、少し緊張する感覚。けれど、人生の経験を重ねながらピッコラと時間を過ごす中で、その感覚にも変化が生まれたと言います。
憧れて手に入れた家具が、日々の暮らしの中で少しずつ自分に馴染んでいく。ピッコラとともに過ごした6年間は、清水さん自身のライフステージの変化と重なる時間でもありました。
変わる暮らし、
変わらない「好き」
─「日用品もそうですが、毎日触れる大切な家具を今の自分に合わせて新しく整えることで、日常の流れが一度変わり、そこに新しい風が吹いてくる感じがあります」
─「購入当時と同じような雰囲気で戻ってきたのを見て、自分の『好き』の軸は変わらないのだと改めて気づかされました」
ライフステージや環境が変わる一方で、自分の中に変わらず残っている感覚もある。今回の張り替えは、ピッコラを今の暮らしに合わせて整えると同時に、清水さん自身が改めて自分の「好き」を感じる機会にもなりました。
東京、ハワイ、パリ
場所が育てる美意識
現在、日本とハワイに住まいを持ち、二つの拠点を行き来している清水さん。東京の自宅で大切にしているのは「安らぎ」です。窓から見える四季の移ろいや、雪の日の静けさ、梅雨時に窓を叩く雨粒。日々のリズムや季節の変化を落ち着いて感じられるような空間づくりを心がけています。一方、ハワイの住まいを表す言葉は「解放」。
目の前に広がるオーシャンビューを主役に、ブルーをテーマカラーとして、家族やゲストがハワイ特有のゆったりとした時間を感じながら、伸びやかに過ごせる空間にしています。さらに、約5年前にはパリに現地法人のオフィスを設立。
パリで過ごす時間は、清水さんの美意識や空間への考え方にも変化をもたらしました。
─「パリに拠点を持ったことで、美意識や空間に対して、特に『抜け感』や『引き算』などの考え方に変化が生まれました」
日本ではきちんと整えることに美しさを感じる一方、パリでは床に少し凹凸があったり、建物に時間の痕跡が残っていたりしても、それ自体が「絵になる」。
─「完璧じゃなくていい。『これが、絵になるか』という芸術的な感覚を大切にしています」
東京、ハワイ、パリ。異なる場所で過ごし、それぞれの文化や空気に触れることが、清水さん自身の空間に対する感覚を広げています。
もう一度、心が動いた瞬間
張り替えを終えたピッコラが戻ってきたとき、清水さんは思わず顔を綻ばせたと言います。
─「もう堪らなく嬉しくて、自分でも知らないうちに思いきり顔が綻んでいました。このふっくらとハリのあるフォルムをずっと触っていたくなるし、眺めているだけで嬉しくなります」
そのときの感情を話しながら、清水さんは娘さんとのある出来事を思い出したそうです。フランス出張から帰国し、その足で娘さんをスクールへ迎えに行ったときのこと。抱っこすると、娘さんは胸の中でニヤニヤしながら、喜びを噛み締めるように「うん、うん」と何度も頷いていたと言います。
─「その表情を見て、人は嬉しいときは言葉よりも先に、こうやって何かがこみ上げるのだなと改めて思いました」
そして、張り替えを終えて戻ってきたピッコラを見たとき、自分にも同じような喜びが湧いてきたと清水さんは話します。6年前に初めて見たときに心が動いたピッコラ。時間を重ね、張り替えを経た今も、見るだけで自然と笑みがこぼれるという感覚は変わっていません。
次の6年も、このピッコラと
今回ピッコラを張り替えた時期は、清水さん自身が仕事で「再設計」「更新」に取り組むタイミングとも重なりました。6年間ともに過ごしてきたピッコラの張り替えが、仕事上の変化とも自然にリンクしていたと言います。
─「ピッコラを購入して6年目で張り替えをしましたが、振り返ってみると、6年という歳月の中でいろいろなことが変わりました」
そして、その先の6年にも思いを巡らせます。
─「私は次の6年後には50代に入っています。この新しい息吹に包まれたピッコラに座りながら、6年後には想像すらできなかったところまで行けていたらいいなと思います」
6年前に出会ったピッコラは、暮らしや仕事の変化とともに、少しずつ自分に馴染む存在になりました。
─「家具って、意識しなければただ座るものですよね。でも本当に気に入っている家具は、ファッションと同じようにときめきをくれる。ただの椅子ではなく、自分を満たしてくれる存在」
そして、長く一緒に過ごしてきたピッコラについて、「今では自分の中ですっかり馴染み、座っていると満たされる。満たされているから余裕が生まれる。この余裕が心の豊かさや、思考の豊かさにつながっていく気がします」と話します。その時々の自分に合わせながら、大切な家具と付き合っていく。張り替えを終えたピッコラとともに、新しい6年間が始まります。
「パリジェンヌラッシュリフト」創設者。美容サロンに対して講習および商材の企画販売事業を展開する「株式会社IL」とエンドユーザー向けの美容商品を企画開発する「Paris.株式会社」、アイラッシュサロンを運営する「株式会社LE’A」、フランスとの貿易業務を行う「仏法人 Madame Sayaka SHIMIZU」にて構成されたパリジェンヌビューティーグループ代表取締役社長。美容にまつわる情報やプライベートなどを公開しているYouTubeやInstagramが人気。
公式Instagram | 公式YouTube
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メンテナンスについて
カッシーナ・イクスシーでは、皆様に末永くご愛用いただけますようアフターサービスとしてメンテナンスのご相談を承っております。商品によっては、カバー交換以外に中綿の交換やウレタンの補修まで行うことが可能です。メンテナンスをすることで見た目だけでなく座り心地も新品同様の快適さをお届けいたします。何かお困りの点がございましたらお気軽にご相談ください。
※ソファの種類によりメンテナンスの内容は異なります。






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