BRIDGE IXC. R&D
ixc. R&Dは、1970年代に始まったライセンス製造の技術を基に、革新的なデザイン、オリジナル素材、そしてハイクオリティをコンセプトにインハウスでオリジナル製品を開発しています。2024年7月、現代の多様で自由なライフスタイルにふさわしい、リビングルームでの新たな過ごし方を提案するスマートで上質なシステムソファ「BRIDGE」がコレクションに加わりました。本記事では、その開発背景や品質へのこだわりについてご紹介いたします。
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CONCEPT & STORY
住宅の中心となるリビングルームでの過ごし方は、多様化しています。動画やテレビを見る人、音楽を聴きながらゆっくりと読書をする人。そして今後住宅はよりスマート化していくことが予想されています。BRIDGEは居心地の良い空間を作ることはもちろん、そこでのくつろぎをよりスマートに演出することをコンセプトとして企画が始まりました。
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DESIGN ESSENCE
ソファは比較的大振りでゆったりとした印象を持ちながら、脚元にシャープなメタルフレームを巡らせることで、見た目が重くなり過ぎないように配慮しています。やわらかい印象を与えるため、アウトラインに少し丸みを持たせるように綿の量や型紙を調整。太めのアームやボルスタークッションによってややクラシカルな雰囲気も漂いますが、クラシックになり過ぎないバランスを目指しました。座り心地にもこだわり、バイオフォームのウレタンと再生ポリエステルを標準で使用し、ゆったりと沈み込みながらもしっかりと身体を受け止めてくれる、ラグジュアリーな座り心地を演出しています。
同コレクションのサイドテーブルは、木製またはクォーツ製の天板に重量感を持たせる厚みのあるデザインが、対照的に細く伸びた縦のパイプの繊細さとバランスを取っているのが特徴です。ベースと同じメタルフレームを使用することで、組み合せた時によりエレガントに見えるようソファとの調和を意識しています。ソファと共にサイドテーブルのバリエーションも多くご用意したことで、様々な空間へご提案が可能です。
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OUR FACTORY
自社工場では主にソファやチェアを製作しています。30年以上イタリア・カッシーナ社製品のライセンス生産を行っており、カッシーナ社以外のライセンス商品や、オリジナル商品、特注商品まで幅広く製造しています。工場見学(※取引先向け)ではよく驚かれますが、想像以上に人の手をかけたものづくりを行っています。そのため社内で技術試験を導入する等、高い技術を維持するための一人一人の技術育成にも力を注いでいます。また、カッシーナ社のマラルンガソファのライセンス製造開発を1986年に完成させた時から、自社工場でのモールドウレタン生産を続けており、ixc.オリジナル製品にもモールドウレタンの特性を活かしたデザインが多くあります。
2024年からは業界に先駆けてバイオフォームのモールドウレタンへの切換えを行っており、環境にも配慮したものづくりを進めています。その他にも再生ポリエステルの使用や、工場からの廃棄物の100%リサイクルを行っており、ただ単に良いものを作るという事だけではなく、持続可能な環境作りも意識した工場を目指して日々課題に取り組んでいます。このような長年培った様々な技術や素材に対する知識、環境への意識などが、現在の商品開発の強みとなっています。
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ASPIRATIONS
当社の開発チーム(R&D)では、1990年よりixc. EDITIONとして長年様々な国内外のデザイナーとの協業や、インハウスでのオリジナルデザイン開発を行ってきました。2024年7月に発表した新作も、海外デザイナー、国内デザイナー、インハウスデザインとで発表しています。デザインフルカンパニーとして、ハイクオリティなデザインを提供したい。その強い想いとともにixc. EDITIONは、既存の商品のアップデートから、惜しまれつつ廃番になった過去の名作の復刻、また新たなデザイナーとの協業などといった多くのチャレンジを行っていくつもりです。カッシーナや当社取り扱いのブランドとも渡り合える付加価値を創造し、今後もお客様へお届けしていきたいと考えています。
ixc. R&D
ixc.EDITIONは、リーディングデザイナーとのコラボレーションとインハウスデザイナーによるブランドです。1990年にアンドレ・プットマンとの家具シリーズ「Rue Du Bac」から始まり、デヴィッド・チッパーフィールドによる「AIR FRAME」シリーズや、グエナエル・ニコラによる「BOOMERANG」シリーズなど、技術に裏付けされた革新的なデザイン、オリジナルの素材、ハイクオリティをコンセプトに製品を開発。常に時代を先駆ける技術やデザインをマーケットに発信し続けています。
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