Special Interview VOL.3 Emiliano Calderini(Cassina Head of Style)

特別展示パネルーUnite d'habitation @ Marseille ユニテ・ダビタシオン@マルセイユ(1945-1952年)ー

ミラノのCassinaショールームでは、昨年9月と今年4月にLC50の特別展示が行われました。
日本で行ったLC50の展示は、そこから発展させて構成したものです。
今回はCassina S.P.A.の担当者に、展示が完成するまでのバックグラウンドを聞きました。

今回のLC50の展示について、ポイントをお聞かせください。

何よりもル・コルビュジエの建築物のディテールからインスピレーションを得て、
新しい言語・表現方法を用いて展示空間を作り上げました。

基本的にはル・コルビュジエが用いたアイコニックな素材、すなわちコンクリートや木を用いて、
現代的な居住空間が想像できるような、今までにない新しい表現の展示スペースを作り上げました。

展示コンセプトをお聞かせください。

基本的にはカッシーナによりLCコレクションの50周年を記念して
ル・コルビュジエへのオマージュとすることでした。

さらにはル・コルビュジエが単に建築家のみならずデザイナーでもあり、
画家でもあり、彫刻家でもあったことを表現しました。


  • 特別展示パネルーLe Modulor モデュロール(1943年)ー
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空間の見せ方や色使い、素材など、こだわった点についてその意図や特徴などを教えてください。

LCコレクションが当時からどれだけ人間工学やヒトの体の動きに順応した家具として成り立っていたかを
より一層明確にすることを意図しました。

また、ル・コルビュジエが愛したインドの景観を再現すべくバックグラウンドは詩的に作り上げ、
マエストロが設計した建築物の一部をモチーフにしたり、商品を建造物のように見立てて作り上げました。

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訪れていただいたお客様へ期待することは何ですか?

ル・コルビュジエのカッシーナとの協業の50周年を祝うにあたり、彼の仕事と人物像を壮大かつ情緒的に発信し、
特定の業界の人々のみならず広く一般の方々に理解していただき、その功績や、
カッシーナの商品となっているデザインアイテムを知っていただければと思います。


  • 特別展示パネルーMaison du Bresil @ Paris メゾン・デュ・ブレジル(ブラジル学生会館)@パリ(1953-1959年)ー

  • 特別展示パネルーLa Cathedrale de Ronchamp ロンシャンの礼拝堂(1950-1955年)ー
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日本のお客様へのメッセージ

是非カッシーナとル・コルビュジエが織り成す魅力溢れるマジカルな世界を体感しに
日本各地の、さらにはイタリア・フランス等世界各国のカッシーナショールームにお越しください。

Emiliano Calderini
Emiliano Calderini
エミリアーノ・カルデリーニは2003年にヴェネチアIUAV大学の建築学部を卒業。
卒業後、Morosoのオーナーでアートディレクターとして有名なパトリツィア・モローゾのパーソナルアシスタントを務め、ほどなくして同ブランドのクリエイティブ・デザイン部門の責任者に就任しました。
モローゾとの10年間に渡る協業の中で世界中の店舗のストアコンセプトやインスタレーションを手がけています。
2013年からはカッシーナのデザイン部門長に就任し、展示会ブースや特別プロジェクトのデザイン、コンセプト作り、ビジュアル・ディスプレー、写真撮影やビデオ製作、カタログ製作、広告キャンペーンのクリエイティブ等を手がけると共に、商品開発部門や意匠継承者・財団と共に新規商品企画開発に携わっています。