IMPRONTAインプロンタ ベース／トレー

イコ・パリージのデザイン史料館のキュレーターであるロベルタ・リエッティ氏との共同研究により、IMPRONTAコレクションを復刻しました。コレクションはイタリア陶芸の粋を集めたもので、パリージは人体のディテール、特に手と口を表現し、1960年代の典型的な芸術様式に則ってデザインしています。このエレガントで機能的なオブジェは手作業によるエナメル加工が施されたセラミック製で、視覚的、色彩的にインパクトのある作品です。ポップアートを連想させるBoccaベースは、オリジナルよりサイズを大きくした、ミニマルな円筒形のフォルム。真っ赤な唇のデザインと、エナメル加工のセラミックの真っ白な部分が官能的なコントラストを成しています。Manoベースの中央はパリージの手と思われる形にくり抜かれており、上面には花を一輪挿すための穴が開いています。一方、Manoトレーは小物を入れるために開かれた手の形をしています。各オブジェには、オリジナルデザイン年、新しい生産年、作者とコレクションの名前を示すデカールの形で、カッシーナのロゴが付けられています。