MASTERPIECE IN DAILY LIFE

SPRING LAYER

  • MASTERPIECE IN DAILY LIFE

    Marco Zanuso(マルコ・ザヌーゾ)
    マルコ・ザヌーゾの作品が
    カッシーナのイ・マエストリ コレクションに
    カッシーナの「イ・マエストリ コレクション」は、かつて近代建築の巨匠たちが創り出した家具のマスターピースの数々を現代に甦らせたシリーズです。時代を超えて愛される美しいデザインや、そのデザインを支える職人技。日常に特別感を与えてくれるマスターピースと暮らすことは、生活や心に豊かさをもたらします。このたび、「イ・マエストリ コレクション」にマルコ・ザヌーゾの3アイテムが加わりました。

    マルコ・ザヌーゾの統合的なデザインビジョン
    建築家、デザイナーであり、大学の講師も務めていたマルコ・ザヌーゾ(1916-2001)は、モダン・ムーヴメントの先導者の一人でした。ミラノ工科大学で学び、戦後、エルネスト・ロジャースとともに雑誌ドムスの共同編集者を務め、ミラノ・トリエンナーレにおいてメダリア・ドーロやグラン・プレミオを幾度も受賞。コンパッソ・ドーロ賞も1956年~1985年の間に5度受賞しています。デザインの美しさという枠を超えて技術革新、産業、流通、コミュニケーションの多様化を組み入れる「プロダクトの工業化」に興味を示したのは、ザヌーゾがイタリアで最初のデザイナーでした。復刻生産されるような優れたモノの形状は、創造力、創作、社会的・文化的文脈をつなぐ具体的なプロセスの中で、機会、実験、革新が交錯して必然的に生み出されるものである、とザヌーゾは言っています。

    「私は自らのプロジェクトを通して、<複雑>と呼ばれるものに形を与えたい。」マルコ・ザヌーゾ

    1.1965年9月30日ミラノのカッシーナ ショールームで行われたLCコレクションのローンチに訪れたマルコ・ザヌーゾ
    2.アトリエで「LADY」の傍らに立つマルコ・ザヌーゾ
    3.成型ゴムとエラスティックベルトを使用した「LADY」の内部構造