名作家具のある空間

名作家具のある空間

ル・コルビュジエの没後50年であり、カッシーナがル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンによるル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンコレクションの復刻生産を開始して50年にあたる2015年。メモリアルイヤーを迎えるにあたりカッシーナでは、「LC50」特別展示などのイベントを開催いたします。そのひとつが新しいル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンコレクションの発表。フレームカラーの新色をはじめ、レザーの変更、環境へのダメージを軽減する素材の採用など、時代のニーズに寄り添うプロダクトへと進化を遂げました。20世紀を代表する8 TABOURET TOURNANT, OUTDOORタブレ トゥルナン アウトドア スウィベルスツール ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンコレクションの普遍的でありながら革新的な魅力を紐解いていきます。

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Le Corbusier / Pierre Jeanneret / Charlotte Perriand

ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンコレクションとは

近代建築理論家の巨匠、ル・コルビュジエ、ル・コルビュジエの 従兄弟である建築家のピエール・ジャンヌレ、デザイナー兼写真家のシャルロット・ペリアンは、1927年から協業で家具デザインを開始。翌年、ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンコレクションのオリジナルがデザインされました。プロフェッショナリズムを極めた3人の協業は1937年まで続き、家具デザインの分野に数々の功績をもたらしました。1964年、カッシーナは、ル・コルビュジエとル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンコレクションの復刻生産の契約を締結。シャルロット・ペリアン、ナポリ大学建築学部のフィリッポ・アリソン教授の指導のもと研究を始め、ペリアンの依頼により、当時の技術、素材では不可能だった点などの改善にも取り組みました。1965年、1 FAUTEUIL DOSSIER BASCULANT〜4 CHAISE LONGUE A REGLAGE CONTINUの4モデルを発表。カッシーナが展開するル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンコレクションは、1968年に設立されたル・コルビュジエ財団から世界で唯一復刻生産する権利を有し、一つひとつのプロダクトに、その認証の刻印が入っています。

NEWカラーバリエーション

  • アイボリーアイボリー
  • ライトブルーライトブルー
  • グリーングリーン
  • マッドマッド
  • ブラウンブラウン
  • グレーグレー
  • ブラックブラック
  • クロームクローム

生まれ変わったル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンコレクション

カッシーナが、ル・コルビュジエ財団らとともに行なってきた研究によりル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンコレクションのフレームカラーを刷新。スイスの銀行家ラ・ロッシュが所有していた2 FAUTEUIL GRAND CONFORT, PETIT MODELE(現在はストックホルムの国立美術館所蔵)やル・コルビュジエのアパートメントにある5 CANAPE, APPARTEMENT LE CORBUSIERなど、アーカイヴや美術館にあるモデルを科学的に分析したカラ―を採用しました。また製造過程での環境に配慮し、フレームの素材は、六価クロムから毒性の少ない三価クロムに変更。革のなめし工程で有毒な薬品を使用しないオーガニックレザーや、環境にやさしいWATERBORNファブリックを新たに導入しています。
生まれ変わったル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンコレクション
あらゆる空間に合うLC9の表情豊かなバリエーション

あらゆる空間に合う9 TABOURETの表情豊かなバリエーション

9 TABOURETは、1927年シャルロット・ペリアンが自宅のバスルーム用にデザインした籐の張り地のスツールです。その後、1973年にル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンコレクションのラインナップに加わりました。今回は、従来のパイルシート(タオル地)のほかに、オリジナルバージョンの籐張と革張が登場。素材のタイプが増え、ディスプレイとして、サイドテーブルの代わりに、またゲストが来た時には椅子として、あらゆるシーンにフィットするユーティリティプレーヤーに。様々なバリエーションを集めたくなる逸品です。
LC9

マスターピースコレクションも溶け込むLC12 TABLE LA ROCHE

1925年、ラ・ロッシュ邸のためにル・コルビュジエがデザインしたのがLC12 TABLE LA ROCHE。無駄を排除したミニマムなフォルムは、コーディネートするインテリアのデザインを問わない普遍性が魅力です。たとえば、マスターピースコレクションと呼ばれる、個性の際立つ名作椅子をレイアウトしても違和感なく溶け込みます。テイストの異なる名作椅子をひとつずつ買い足していくという楽しみ方も。内側から垂直に伸びる脚の配置により、対面だけでなく、テーブルを囲むように自由に椅子を配置することができます。
マスターピースコレクションも溶け込むLC12 TABLE LA ROCHE
コレクターに愛され続ける魅力

コレクターに愛され続ける魅力

1928年に発表された8 TABOURET TOURNANT, OUTDOORタブレ トゥルナン アウトドア スウィベルスツール ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンコレクションは、時代を経ても色褪せないデザイン、機能性を兼ね備え、今なおコレクターから高い評価を受け続けています。そのアイコン的な存在である「2 FAUTEUIL GRAND CONFORT, PETIT MODELE」は、「グランコンフォール(大いなる快適)」と呼ばれるとおり、最小限の構成で最高の快適性を実現することを目的にデザインされたソファ。スチールパイプのフレームに背、座、アームのクッションを落とし込んだシンプルな構造ながら、現在もデザイン、快適性の両面でこのソファを超える製品はないといわれています。その構造から国内外でコピー品が多く作られていますが、フレームの溶接の方法、クロームメッキの質、クッションの中身から革の質まで他にはないクオリティを、カッシーナではご提供しています。
今回、ソファに新色のラインナップが加わったことで、従来の男性的なイメージからコーディネートの選択肢が広がるようになりました。合わせる空間を選ばず、有機的な素材とも馴染みながら、名作家具ならではの存在感を存分に発揮します。
名作家具を主役に空間をコーディネートするのではなく、好きなものに囲まれた空間に名作家具をさりげなくレイアウトしてみる。そんなインテリアの楽しみ方を提案するのが、新しい8 TABOURET TOURNANT, OUTDOORタブレ トゥルナン アウトドア スウィベルスツール ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンコレクションです。

LC