2018.10.04[青山本店] RESONANCE -蘇生する空間-

RESONANCE -蘇生する空間-

部屋、空間作りは、人の深い楽しみの一つです。暮らし、働く場所は生きる場所そのものと言ってもいいでしょう。アートはその空間の中で、最も住む人のアイコンとなり、また住む人自体を投影する大きな役割を果たしています。この度DELL’ARTE(デラルテ)では、展示したアートが壁の展示に留まらず日々空間の中で、増殖し、変貌を遂げる、いわばレゾナンス―響き合い、共振していく様を2人の画家を通じご覧いただくことにしました。打たれた点が、穿った1本の線が朝夕の明かりの中で、季節のうつろいの中で空間に侵入し、蘇生に至る力は、この度の新作展示会「This Will Be The Space」、あるべき空間を問うテーマに沿ったものです。

RESONANCE -蘇生する空間-
期間:2018年10月19日(FRI)〜11月27日(火)まで
開催店舗:青山本店
展示作家:市村しげの、小川敦生

市村しげの
市村しげの
小川敦生
小川敦生
市村しげの
一見無機的な「点」はすべて彼の手でスクイ―ズされ、いわば体温を伴って画面に打たれている。小さな点は、即座に周囲の点と呼応し連なり、更にゆるやかな線と面を導きながら、大きな空間を生み出すに至る。その規則正しい点の集合は人の呼吸、拍動にも似て、また日々の刻々たる営みと律動を思わせるものだ。作品は展示と共にその運動を始め、空間をゆっくりと揺さぶり、暮らす者の身体にまで波及する。
[ 略歴 ]
1963 沖縄県生まれ
1988 独協大学法学部卒業
1989 年よりニューヨーク在住
[ 主な展覧会、受賞 ]
1997 「テキサス・ナショナル97」第2 位/審査員:マイク& ダグ・スターン
1999 「New Directions '99」
バーレット・アート・センター(ニューヨーク州ポキプシ)
2000 「Emerge 2000」アルジャイラ現代美術センター(ニューアーク)
「テキサス・ナショナル2000」SFA ギャラリー
2002 ニューヨーク芸術基金フェローシップ
2002 「small + UGLY」メリーランド大学
ボルチモア・カウンティ(メリーランド州ボルチモア)
2002-03 「ニューヨーク公立図書館ウィンドウ・プロジェクト」(ニューヨーク)
2009 「移動と表現」沖縄県立美術館(沖縄)
他、ニューヨーク、東京等で展覧会多数
小川敦生
線は描かれるのではなく、むしろ刻まれると言ったほうがいい。この細密で生物の蠢動を思わせる線は実は一筆で描かれている。刻む音さえ伴う穿たれた明らかな線は、次第に他の空間に食指を延ばし侵入し、増殖を果たす。それは途切れない呟きにも似て、いつか大きな空間もその線に侵犯されてしまう。小さな穿たれた線が、空間に更なる共鳴を誘い出し、部屋は小刻みに震えるかのようだ。
[ 略歴 ]
1969 神奈川県に生まれる
現在神奈川県在住
[ 主な展覧会 ]
2005 「VOCA 2005」上野の森美術館 (東京)
「WRITING line & LIGHTING line」川崎市市民ミュージアム (神奈川)
2010 「MOT アニュアル2010 装飾」東京都現代美術館 (東京)
2017 「間の構造 - 虚空をよみとる-」岩崎ミュージアム・ギャラリー ( 神奈川)
他多数

 

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