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AIR FRAME

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designer

デヴィッド・チッパーフィールド
デヴィッド・チッパーフィールド 1953年ロンドンに生まれ、1972〜1974年、キングストン工科大学、1974〜1977年AA(Architectural Association)スクールにて建築を学び、その後ダグラス・ステファンス・アンド・パートナーズ、RCA(王立芸術学校)プロジェクト事務所、フォスター・アソシエイツを経て、1984年デヴィッド・チッパーフィールド・アキテクツを設立しました。

ロイズ本社(リチャード・ロジャースと協働)、香港上海銀行(フォスター・アソシエイツと協働)の設計にも参加しており、いわゆるロンドンのスーパーストラクチャー建築の系譜に組み込まれています。
ただ、チッパーフィールドの作る空間は、そうした「ハイテク」な形式的潮流とは一線を画した独自のモダニズムを追求してきました。それは、時に極めて直線的な空間であったり、素材に吟味を重ねたインテリアであったりしました。興味深いのは、他の多くのミニマムなデザインとは異なり、それが無味乾燥になったり、感情移入を端から拒絶するような冷たい空間にはならなかった、ということです。チッパーフィールドの直線は、空間にリズムを生み、知的で綿密な素材の選択がテクスチャーに生命を与えているのです。

2004年に建築への勲功として大英帝国勲章(三等勲士)、2008年には王立芸術院会員に任命され、2013年高松宮殿下記念世界文化賞を受賞しています。

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チッパーフィールドがixc.のためにデザインしたエアーフレームは、アルミハニカムパネルを採用したシリーズです。アルミハニカムは理想的な力学構造の一つで、量産性、強度、剛性に優れていることから、航空機の床、鉄道車両、バス、建材などに使用されており、その強度は25mm厚の合板と同等レベルです。ハニカムとはその名前の通り蜂の巣状に六角柱が集積されたものですが、円や五角形の場合は同じ形を並べてしまうと互いの間に隙間が生じてしまうのに対し、六角形は無駄な隙間が無く大きさや方向を均一にすることが容易。また、四角形の場合、隙間はできないものの斜めからの力に弱いという欠点がありますが、六角形は強度の面でも相当な力を確保することができ、伸縮やねじれにも強い構造です。
エアーフレームに使用されているパネルは、蜂の巣状のアルミハニカムコアを2枚のアルミニウム板で挟み、四方小口にはディティールとしてデザインされたアルミ型材が配置され、アルミニウムらしいシャープな意匠と軽量で頑丈な構造体を形成しています。家具としての機能を十分に満たしながら空間に突出しない家具を目指した、チッパーフィールドのデザインコンセプトに最適な素材だったと言えます。
エアーフレームシリーズは1992年の発表以来、空間を選ばない普遍的なデザインが評価され、オフィスのホワイエなどパブリックスペース用としてベンチやソファ、また役員エリアのデスクや会議テーブルなどもご好評いただいております。本体はアルミハニカムパネル、ソファにはモールドウレタンフォーム、テーブルやデスクのトップには天然木を使用し、さらに4本脚のテーブルやシアターボードなども加え、バリエーション豊かなシリーズ展開で、様々なニーズにお応えしています。
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