LC14 Tabouret Cabanon, Roquebrune-Cap-Martin 1952 by Le Corbusierは1952年、ル・コルビュジエが晩年を過ごしたカップ・マルタンの「カバノン(休暇小屋))」用に、妻への誕生日プレゼントとしてデザインしたスツールです。シンプルながらモデュロールを用いた寸法と、各コーナーの「ダヴテール(和名=蟻ほぞ継ぎ)」と呼ばれる台形型の組込みが特徴的。取手を6面に備え、水平にも垂直にも使える非常に機能的なスツールです。また、高さを変えずにひとまわりサイズを小さくし、取手を2面に備えた LC14 Tabouret Maison du Bresil, Paris 1959 by Le Corbusier は、1959年、パリにあるブラジル学生会館のためにデザインされたものです。LC14 Tabouret Nantes Reze, 1952-1957 by Le Corbusierは1955 年、フランス、ナント・ルゼのユニテ・ダビタシオンの子供部屋用にデザインされたものです。極めてシンプルなジョイントとなっており、カラーもル・コルビュジエのカラーパレットからペールブルーとブラウンのバイカラーとしたほか、持ち手の部分もシンプルな長方形となっています。