機能とアートの出合い
あらゆる空間に命を吹き込むモジュラースクリーン

現代日本を表現するプロジェクト

フォーブール・サントノレにある、駐仏日本大使の壮大な邸宅を設計するために選ばれた日本人建築家の坂倉順三は、1966年友人のシャルロット・ぺリアンに内装と家具のデザインを依頼しました。家具は一部を建築に統合しつつ、一部は移動可能にすることを目的としていました。 ユーザーのニーズに合わせた家具デザインのエキスパートであるシャルロット・ぺリアンは、オフィスとレセプションサロンをつなぐドアを隠す、PARAVENT AMBASSADEスクリーンを考案しました。このスペースは、スクリーンの隣に置かれた7メートル以上の大きなソファの存在によっても、ある種の荘厳さを呼び起こしました。 スクリーンを作るための予算が不足していたため、ぺリアンはスツールの製作で残った無垢のローズウッドを再利用するという素晴らしいアイディアを思いつき、長方形のブロックにカットしねじ棒でつなげました。これらの木製の要素は、体積と虚の部分の視覚的な相互作用を作り出すために相殺され、その組み立て構造は柔軟なリズムと無垢の木目の美しさで、空間を生き生きとさせる曲がりくねった波状のスクリーンを構成することを可能にしました。

熟練した木工の職人技

シャルロット・ぺリアンの娘でアーカイブの創設者であるペルネット・ペリアン・バルザックと共同で実施されたこのプロジェクトを復刻するための綿密な作業を経て、カッシーナはPARAVENT AMBASSADEスクリーンを初めて製造しました。 カッシーナの木工工場の技術により、手作業で加工し仕上げられた313個の無垢材のブロックが組み立てられ、金属製のタイロッドで相互に接続されています。ブロックは、自己潤滑性の黒いプラスチック製スペーサーで仕切られ、必要に応じてスクリーンの形を変化させることができます。 木の織りのような精巧なスクリーンは、透け感でゆるやかなつながりを維持すると同時に、プライバシーを生み出す芸術作品になります。

PARAVENT AMBASSADEは、カナレットウォールナット材ナチュラル、またはオーク材ナチュラルで製作可能です。カッシーナ イ・マエストリコレクションのすべての製品と同様に、各作品にはその真正性を保証するためIDカードに対応する製造番号に加えてロゴと作者の署名が付されています。

Paravent Ambassade by Charlotte Perriand – Cassina I Maestri Collection
Measurements: 221x3xh.167cm; blocks 12.5x2.7x6.5cm.

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