Patrick Norguet 1969年生まれ。パリESDI卒業。1999年、自身のオフィス設立。
ルイ・ヴィトン、ディオールなどのグラフィックを手掛け、一躍有名に。
カッペリーニ社より発表したレインボーチェアがMOMAのパーマネントコレクションに選ばれた。
2011年ウォールペーパーデザインアワード ベスト・ドメスティック・デザイン
2009年ウォールペーパーデザインアワード デザイナー・オブ・ザ・イヤー
2005年メゾン&オブジェ パリ デザイナー・オブ・ザ・イヤー

PRODUCT

Cassina
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Alias
KOBIKOBI
KAYAKKAYAK
 

2014 10.29 TOKYO Cassina ixc. Aoyama shop
(11:30)

interview movie
Q 今まで手掛けたプロジェクトの中で一番思い出に残っているものをお聞かせください。
一つ一つのプロジェクトがいずれも唯一無二であり、独自のコンテキストを持っているので最も印象的なプロジェクトがどれであったかはわかりません。どのプロジェクトも私が常に自問していることに対する答えを導き出してくれます。プロジェクトを遂行する上での様々なやり取りが答えへの「鍵」にもなっています。この総括的な過程を私は楽しんでいるのだと思います。
Q 日本のプロダクトの印象はいかがでしょうか?
日本とその文化、さらには日本のオブジェが織り成す合理性と詩的な要素が大好きです。職人技と工業製品の穏やかな融合が適切かつ望むべき形で結実している。その全体が文化的な一貫性と独自性を表しています。
Q ご自宅はどのような空間に作りあげていらっしゃいますか?
私は消費社会にとらわれ、記号化されたようなオブジェに囲まれるのを好まないため、非常にシンプルな暮らしをしています。活力に溢れ、楽しい場所、そしてそこで快適に暮らしている人々が好きです。つまり、生活している人達自身に似ている場所が好きです。
Q ご自身のお気に入りの場所は?(身近な場所でも海外でも)
私は対極を好みます。すなわち街があってそこから田園風景が広がる。もしくはその逆。「自然」は私にインスピレーションをもたらすと共に心を穏やかにさせてくれるという点で非常に重要です。そして何より、自分の経験や感じたことを人とシェアすることが好きです。
Q 今後やってみたいお仕事は?
特にコレをしたいというようなことはありません。なぜならいかなるテーマであってもそこに優劣がないからです。どのプロジェクトも興味深いものであり、特に初めから何もわからないものが面白く、どれもが興味深いから。あらゆるプロジェクトを通じ、私は新たなことを学びその経験のどれもが私を夢中にさせるのです。
Q クリエーターとして一番大事にしているところは?
私は2000年にカッペリーニとレインボーチェアの仕事でスタートしました。そのときデザイナーは明日のスターだと言われていたが、今は時代が変わってきており、もっと謙虚にならなければいけないと思います。ひとりのデザイナー、ひとつの商品の裏には様々な人と技術が働いていますが、一番面白いと思うのは、その「人」たちが世界を変えようとするインテリジェンスです。教養と文化は人間の未来です。
Q 青山本店を見てどう思いましたか?
今朝初めて拝見したが、豪華客船みたいだ。
とってもすばらしい空間で場所もすごく活気のある中心部にあって、デザイナーとしては最終形を見るのはすごく楽しい。 いつも思っていることだが、すべてがチームワークなので、最終的にみなさんがどうやっているかということ、お客様や商品の成り立ちを理解するのも重要です。
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